The stats
7000
アドレス可能/ターゲットとした医療機関数
4000以上
獲得した合計処方数
2.5%
処方増加率
Challenge
抗がん剤と免疫療法薬の製造を専門とする製薬会社が、多発性骨髄腫(MM)の重要な治療薬の上市をサポートするプログラムの構築を必要としていました。医師の20~28%が、このブランドの薬品を処方しようとしたときに、アクセス面で何らかの問題があったと報告していました。新プログラムでは、この製品を再発・難治性の多発性骨髄腫(rrMM)に対する最も効率的な治療薬として定着させることを目指し、上記のような印象を払拭するために、人間的な触れ合いがあるカスタマージャーニーを届ける必要がありました。これには複数のデータソースを利用してターゲットオーディエンスを定義することや、ブランド自体のメッセージングとサードパーティーのメッセージングの両方を利用する多面的なコミュニケーション手法を構築することが含まれました。
Solution
dentsu healthは、ウォーターフォール型のオーディエンスセグメンテーションに基づき、ブランドのCRMプロファイルを整備するための戦略を規定しました。コミュニケーションのアプローチとして、アクセス可能性、到達可能性、収益性に基づき、バランスの取れたカスタマーエンゲージメントを促進しました。また、アドレス可能なオーディエンス、ターゲットを絞ったオーディエンス、アドレスできないオーディエンスの関心を喚起し、認知度を高めるための特別な戦略を構築しました。ブランド自体のコミュニケーションでは電子メール、ダイレクトメッセージング、立体型DMキャンペーンを利用したのに対し、サードパーティーによるコミュニケーションでは、動画、論文、ニュースレター、インタラクティブプレゼンテーションを利用しました。
Results
このプログラムは、IMiD(免疫修飾物質)による継続的な治療をMM治療のための標準ケアとして確立し、新たにMMと診断された患者のための最善の選択肢として、また、rrMMの最も効率的な治療法として、このブランドを強化しました。ターゲットとした7,000の医療機関を通じて処方を2.5%増やし、このブランドはMM治療のリーダーとしての地位を強化しました。